オーストラリアへワーホリに行くほとんどの方が「オーストラリアのワーホリっていくら給料が貰えるの?」という疑問を抱きます。
それも当然、海外に行って生活するのですから生計を立てていかなければなりませんし、あわよくば貯金ができたら最高です。
今回は実際に私がオーストラリアで働いていた時の給料明細を公開しながら、オーストラリアの給料事情、雇用形態、日本と比べて稼げるのか、注意点等を紹介していきます。
オーストラリアの給料事情は?
2019年8月時点でオーストラリア最低時給は19.49ドルです。
2019年11月24日のレートでは日本円で最低時給は1437.27円です。
ちなみに日本の全国平均最低時給は850円(2019年11月現在)です。
単純に最低時給を見比べただけでも1.6倍は大きいことがわかります。
ただ、最近は日本でも時給が上がっており、最低時給と言われるコンビニやスーパーのアルバイトでも900円以上あったり、力仕事となれば1200円以上のアルバイトも数多くあります。
オーストラリアの法律上の雇用形態は?
オーストラリアの雇用形態は大きく分けて3種類あります。
フルタイムジョブ
日本では正社員に値するフルタイムジョブでは1週間38時間以上の勤務が保証されています。有給取得、長期休暇取得、祝日は給料が発生、土日祝日勤務時は給料アップなど色々と保証されているのが特徴です。
パートタイムジョブ
日本ではアルバイトに値するパートタイムジョブはフルタイムとは違い、1週間の最低勤務日数及び時間が保証されていません。
1週間の勤務時間は保証されていませんが、1日の勤務時間は最低3時間以上と保証されているために、仮に2時間の勤務時間だとしても、3時間分の給料を受け取ることができます。
日本のアルバイトと同様にタイムカードを使用し、働いた時間×時給が給料となります。
カジュアルジョブ
日本では1日バイトや短期バイトなどがカジュアルジョブに値します。
パートタイム以上に時間が保証されておらず、勤務時間が1時間なんてこともあり得ます。
そのためにカジュアルジョブの給料はオーストラリアの最低時給の25%増しと定められています。2019年8月時点ではカジュアルジョブの最低時給は24.36オーストラリアドルです。
上記の3つの雇用形態は、オーストラリアの表上の法律です。
実際に、最低時給の19ドル、土日は1.5倍給料アップ、祝日は2倍給料アップという職場はなかなかありません。
オーストラリアの実際の雇用形態
上記に説明したようなフルタイムジョブ、パートタイムジョブ、カジュアルジョブというのは基本的には現地のオーストラリア人向けであり、ワーホリの日本人に関係のある雇用形態は基本的に2つになります。
給料の高いタックスジョブ(ローカルジョブ)
オーストラリアでタックスジョブといえば、法律通りに運営しているお店のことを指します。
タックスジョブと言われるくらいなので、国にはきちんとした額の税金を給料から納める仕事です。
何より保証されているものが多く、
・スーパーアニュエーション(年金)を積み立ててもらえる
・最低時給は法律通り
・土日は1.5倍給料アップ
・祝日は2倍給料アップ
・有休もたまり、退職時に余った有休をお金に変えることが可能
給料の低いキャッシュジョブ
ジャパニーズレストラン(日本食レストラン)、通称ジャパレスはほとんどキャッシュジョブだと言われていますが、実際はジャパレスのみならず韓国、中国、イタリアなどほとんどのレストランがこのキャッシュジョブ体制をとっています。
従業員の税金を国に払う必要がない、スーパーアニュエーション(年金)積み立てをする必要がないために、レストランオーナーにとっては出費を抑えることができる最高な経営体制です。
法律違反であるが、数が多すぎるために対処しきれていないのが現状です(最近は現象気味)。
実際に筆者が働いていたレストランの給料
私は実際にオーストラリアで2018/8〜2019/1までレストランを2つ掛け持ちしており、2つ共タックスジョブだったので時給は18ドルを超えていました。
レストランAの雇用条件
・タックスジョブだが、土日給料アップなし
・時給18ドルスタート
・色々なポジションがあり、3つ覚えることにより1ドル時給アップ
・給料は2週間毎に振り込み
レストランBの雇用条件
・タックスジョブで土曜日1.25倍、日曜日1.5倍、祝日2.25倍アップ
・19ドルスタート
・研修時間後は19.50ドルに給料アップ
・給料は1週間毎に振り込み
実際の給料
レストランAの給料明細
こちらが一番最後にもらった給料明細です。
合計では9100ドル稼ぎ、時給1ドルUPしていた分が入っていなかったため300ドルほど後から頂き、合計で9400ドル稼ぎました。
レストランAで稼いだ額は合計9650ドルでした。
レストランBの給料明細
⬇︎平日、土曜日、日曜日、祝日の時給⬇︎
ちなみに時給は、平日19.5ドル、土曜日約25ドル、日曜日約30ドル、祝日約44ドルでした。
⬇︎稼いだ総額⬇︎
⬇︎使用しなかった有給の払い戻し、有給、スーパーアニュエーション⬇︎
日本と比べて稼げるのか?稼げないのか?
結論としては、
稼げますが、オーストラリアドルのレートが低い現在(2018年以降)は日本で働いた方が良いです。
貯金目的で行くにはあまり効率は良くないです。
実際に僕の周りでは死ぬほど働いて3ヶ月で120万円稼いでいた友達がいましたし、実際に僕も3ヶ月で80万円貯金していました。
努力次第ですが、日本よりは最低時給が高いために稼ごうと思えば稼ぐことはできます。
しかし為替レートが低いために昔(2017年以前)よりは稼ぐことができないのは現状です。特に家賃の高い家に住んでいたり、毎食外食していたらお金は貯まりません。
オーストラリアの物価は日本と比べて高いために、外食で3食済ませようと思ったら4000〜5000円ほどしてしまいます。
注意点
トライアル回し
ワーホリで仕事を得る際に、2時間程度のトライアル期間というものが存在します。
トライアル期間…無給で数時間働く時間
お店側は雇うか雇わないかを見定める時間であり、働きたい側はお店の雰囲気や仕事の向き不向きを見定める時間です。
基本的にトライアル時間は2〜3時間ですが、悪質レストランは「数週間無給でトライアルをやってもらって、それが終わったら高時給をあげるから」と騙してきます。
そして1〜2週間後に「ちょっと様子見てたけど、雇うことはできないな〜」なんて言われて、首になったりします。
そういったことを繰り返し繰り返し行っているお店も稀にあるそうなのでトライアル回しには注意しましょう。
低時給キャッシュジョブ
時給が一桁であったり、最低時給を遥かに下回る仕事はしないように!
日本の時給感覚で考えれば9ドル(約700円)は悪くはない時給に感じますが、オーストラリアの時給で1桁はありえません。
キャッシュジョブをするにしても、最低15ドルは貰える仕事を探しましょう。
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