衛生状態は決して良いとは言えないフィリピン、特に病院や歯科は最悪だと言われています。
そんなフィリピンで、歯が痛い、親知らずが生えてきてしまった。そんな時あなたはどうしますか?
・日本に一度帰国する
・フィリピンの歯科に一か八か行ってみる
そんな苦渋な決断に強いられた筆者はフィリピンの歯科へ行くことを決断しました。
フィリピンの歯科で3本の親知らずを抜歯するという貴重な体験をした僕ですが、意外とインターネットにある情報や日本人の噂するほど悪くはありませんでした。
こちらの記事では「フィリピンの歯科が意外と良い理由、治療までの手順、注意点」を紹介します。
フィリピンの歯科事情
フィリピンの歯科は安全?
フィリピンの歯科は私たち日本人が想像、インターネットにある情報以上に衛生状態は良く、安全だと言えます。
もちろんフィリピンの超田舎の歯医者さんなどはわかりませんが、フィリピン主要都市の歯科はほとんど安全だと言えます。
特にフィリピンではショッピングモールの中に病院が入っており、モールに入っている歯科やその他病院は外にあるローカルなところに比べて値段は少し高くなりますが、それなりに実績や知名度のある病院なので安全だと言えます。
治療までの手順は?
フィリピンの歯科は電話による事前予約の必要がないので、直接病院へ行って順番を待ちましょう。
フィリピンには歯科がたくさんあり、日本のようにお客さんはあまりいないので直ぐに施術してもらえます(待っても30分程度)。順番が回ってきたら歯医者さんまたは歯科助手さんに具体的な症状を伝えましょう。
代表的な例文を以下にあげておきますので活用してください。
・虫歯があると思う「I think I have a decayed tooth(アイ スィンク アイ ハブ ア ディケイド トゥース)」
・親知らずが生えてきた「My wisdom tooth is coming in(マイ ウィズダム トゥース イズ カミング イン)」
・ここが痛い「I feel pain here(アイ フィール ペイン ヒアー)」
使いそうな英単語一覧
・decayed tooth(虫歯)
・wisdom tooth(親知らず)
・anesthesia(麻酔)
・painful(痛い)
・swell(はれる)
・gargle(うがい)
薬の貰い方
①治療終了後または診断終了後に処方箋が渡される
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②近くの薬局に処方箋を持っていき、薬を購入
日本と同様、病院で診断を受けた後に渡される処方箋を薬局に持っていき、薬を購入する必要があります。
基本的にどこの薬局に持っていっても薬を購入することはできますが、稀に処方箋を扱っていない薬局もあるので注意が必要です。もしわからなければお医者さんやスタッフさんに近くの薬局を確認しましょう。
フィリピンの歯科の注意点
歯科は海外保険対象外
フィリピン留学やフィリピン旅行に行く際に海外保険に加入して渡航する方も多くいると思いますが、基本的に歯科は保険対象外ということを覚えておきましょう。
全ての海外保険が対象外としている訳ではないので確認は必要ですが、「虫歯、歯の痛み、親知らずなど」は突発的に起こる怪我や病気には該当せず、慢性的に起こるものだとみなされるそうです。
交通事故やその他事故によって怪我(歯や口内)をしてしまった場合は保険対象になります。
値段は交渉次第
歯のクリーニングや歯周基本調査などの値段は基本的に決まっていますが、虫歯治療や親知らずの抜歯などの値段は進行度や難易度によって値段は変わります。
特に親知らずの場合は、親知らずの向き、歯茎の炎症具合、麻酔の有無などによって大きく異なります。
現金が必須
治療費の支払いはクレジットカードやデビットカードを使用することができないために現金が必要となります。
いくらになるかはわかりませんが、ある程度の現金を所持して行きましょう。
水は持参した方が良い
ウガイで使用する水は水道水を使用しているためにコンビニやスーパーで飲料水を購入して行くことをオススメします。
ウガイ程度であれば安全だと言われていますが、腹痛や熱を起こす方も稀にいます。そういったリスクを避けるためにも30〜40円程度で購入できる小さめの飲料水を持参した方が無難です。
深刻な場合は日本へ帰国
深刻な症状の場合は自分でもわかると思います。そんな時はフィリピンの歯科に行くという選択肢を捨てて直ちに日本へ帰国しましょう。
フィリピンの歯科で治療したが、出血が止まらない、症状が改善されないということが起きた場合には保障がありません。
無難に日本へ帰国して歯科へ行くことをオススメします。
フィリピンで親知らずを抜いた感想
フィリピンの温暖気候のせい?なのかは分かりませんが、フィリピン滞在中に3本の親知らずが生えてきて、3回フィリピンの歯科で抜歯しました。(1回目は超不安でした)。
日本で親知らずを抜いたことがないので日本とフィリピンの歯科治療法を比べることはできませんが、麻酔を注入してから早い時で2〜3分、長い時10〜15分ほどで治療が終了しました。
麻酔で感覚は無かったために、痛みはありませんでした(麻酔が切れてからは少し痛かった)。
技術的な面では特に問題はなかったように感じます(もしかしたら日本よりも良いかも?)。
フィリピンの歯科まとめ
・フィリピンの歯科は安全? → 衛生状態も良く、安全です
・どうやって治療してもらう? → 直接病院へ行き、症状を伝える
・薬の貰い方 → 治療後に貰える処方箋を近くの薬局に持っていく
・基本的に歯科は海外保険対象外
・値段は交渉次第(症状、進行度、難易度による)
・カードは使用不可、現金が必要
・うがいに使用する水は水道水なので、飲料水を所持した方が良い
・深刻な場合は日本へ帰国しましょう
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