ワーホリ

スーパーアニュエーション申請方法【筆者は$467損した!】

オーストラリアでワーホリをしてタックスジョブにて勤務していた方であれば受け取る権利のあるお金(スーパーアニュエーション)ですが、受取方法によっては全額受け取ることができなくなってしまいます

実際に僕は467ドルを受け取ることができませんでした。

今回は、今後スーパーアニュエーションを受け取ることができずにお金を損する方が減ればいいなと思い、僕の失敗談と選ぶべき受取方法を紹介します。

こちらの記事ではスーパーアニュエーションの申請方法は紹介しておりませんが、申請する前に一度読んで頂ければお金を損することなく受け取ることができます。

申請方法を知りたい方は、この記事を読み終わった後に「スーパーアニュエーション 申請方法」と検索して頂ければ幸いです。

そもそもスーパーアニュエーションってなに?

先ほど「タックスジョブにて勤務していた方であれば受け取る権利のあるお金」と説明しましたが、申請前にスーパーアニュエーションが何なのか、なぜ受け取る権利があるのかを把握しておいた方が申請時に役立つでしょう。

※以下スーパーと略します

スーパーってなに?

スーパーアニュエーションはオーストラリアの年金制度の一つです。

オーストラリアには年金制度が大きく分けて二つあります。

・Pension(ペンション)…日本では国民年金

・superannuation(スーパーアニュエーション)…日本では積立年金

年金の払い方は日本と全く異なり、スーパーは勤務先の会社が給料の9.5%を従業員に支払う、積み立てる義務となっている制度です。

要するに、スーパーは給料の一部であり、福利厚生の一部です。

なぜ受け取る権利があるの?

我々日本人は1〜2年でオーストラリアを離れることになります(ワーホリVISAの場合)。定年退職(約30年後)にはオーストラリアに住んでいないために、スーパーの積立額を返金できるという訳です。

要するに、スーパーの積み立てたお金は日本帰国後に返金できるということです。

スーパーの受取方法は?

スーパーの返金手続きを進めていくと以下二つの受取方法を選択することができます。

・オーストラリアの銀行へ振込

・小切手の発行

これら二つの選択肢が出てきますが、絶対に選んではいけない方法があります

選んではいけない受取方法

小切手の発行はなるべく避けましょう。

僕は日本帰国後にスーパーの返金申請をした訳ですが、オーストラリアの銀行は既に解約してしまいました。そのために僕の選択肢はたった一つ、小切手の発行のみでした。

海外小切手を発行すると、換金に苦労します。

受け取った小切手

申請から3週間後に届いた小切手が⬇︎です。

※cheque(米check)=小切手

つまりこの小切手には467.62ドル分の価値があり、銀行に持って行くことによってお金と換金することができます。

期限は6ヶ月です。

期限が過ぎてしまった場合は、オーストラリアの銀行からメールで連絡が届き、再発行をするか否かのお知らせが届きます。

なぜ小切手発行は選ばない方が良いのか?

2019年9月現在では海外小切手を換金することのできる銀行が一つしかないからです。

2018年までは数々の大手銀行で海外小切手を取り扱っていましたが、情報の把握が困難、貿易法の遵守等を理由として取り扱いを終了してしまいました。

以下の銀行では既に取り扱いを中止しています。

・三井住友銀行(2018/7取り扱い終了)

・みずほ銀行(2018/12取り扱い終了)

・りそな銀行(2019/3取り扱い終了)

・ゆうちょ銀行(2019/3取り扱い終了)

・三菱UFJ銀行(2019/5取り扱い終了)

現在の海外小切手取り扱い銀行は以下の一つだけです。

・SMBC信託銀行

海外小切手を発行してしまった場合は、ココに行く必要があります。逆にココでなければ日本国内で換金することは、ほとんど不可能です。

筆者が換金できなかった理由

残念ながら僕は口座を開設することができませんでした。

海外小切手の換金を行うためにはSMBC信託銀行の銀行口座を所持している必要があります。

そのために僕は銀行口座を開こうと思ったのですが、「小切手を換金するため」、「無職のために今後の利用が見込めない」などという理由で口座を開くことができませんでした。

当然、口座を開設することができなければ換金することはできませんので467ドルは諦めることとなってしまいました。

スーパーの受取はオーストラリアの銀行で

仮に口座を開けたとしても手数料で約3000円取られてしまう上に、かなり時間もかかることが予想されます。

銀行に問い合わせて期間を聞いたところ、約1ヶ月は現金化にかかると伺いました。

やっぱり一番手っ取り早くて、安心な方法は「直接オーストラリアの銀行に送金してもらう」ことだと思います。

日本帰国時にオーストラリアの銀行はもう二度と使わないからと解約してしまう方がほとんどだと思いますが、手数料がかからない銀行口座であればそのまま残しておいた方が良いかもしれません。

ちなみに僕は口座を解約してしまったために、仕事を辞めた際にもらえる退職金600ドルも受け取れませんでした。

スーパーアニュエーションの申請方法まとめ

スーパーアニュエーションの受取方法は二通りある(オーストラリアの銀行に送金、海外小切手の発行)と書かれていますが、今現在(2019/9)では一通りしかないと考えた方が良いかもしれません。

1年ほど前まではたくさんの大手銀行で海外小切手の換金サービスを提供していましたが、今では一つの銀行でしか取り扱いをしていません。

僕みたいに$467(約4万円)であればまだ諦めが付きますが、10万円換金可能なんて人もいることでしょう。

海外小切手の発行をしてしまうと受け取ることができない可能性も十分に出てくるために、日本帰国時にはオーストラリアの銀行口座を開けたままにしておくことをオススメします。

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