日本人にはあまり馴染みのないチップの文化ですが、海外では当たり前のようにあります。
そしてフィリピンにもチップ制度があります。
日本人だからと言ってチップのルールについて知らないと、フィリピン人の機嫌を損ねてしまったり、失礼に値する事もあります。時には怒られてしまう事だってあります。
そこで今回は、どのような場面でいくらくらいのチップを渡せば良いのか紹介していきます。
参考までに筆者のフィリピン関与歴は以下の通りです。
・フィリピン語学留学(約9ヶ月)
・学校スタッフとしてフィリピン語学学校で勤務(約6ヶ月)
・フィリピン旅行、滞在(数十回)
フィリピンのチップ事情
チップは渡すべき?渡さなくてOK?
フィリピンのチップ制度はそこまで徹底している訳ではなく、基本的には渡しても渡さなくてもOKです。
アメリカのチップ文化は特に有名で「レストランで食事を終えた時、タクシーに乗った時、散髪を終えた時、ホテルの部屋を掃除してもらった時」など、どのような場面でもチップは付き物です。
一方で、フィリピンのチップ文化は「あげてもあげなくても良い」という感じです。「どちらでも良い」というルールが一番困るかもしれませんが、チップをあげてもあげなくても本当にどちらでも良いのです。
・チップをあげない場合…何も思わない
・チップをあげた場合…嬉しい
チップを渡すべき2つの場面
”基本的にどちらでも良い”のですが、例外として渡さなければならない場面が以下の通りです。
・個人的に何かを手伝ってもらった場合(ホテルや空港)
・個人に担当者が付いた場合(ホテルやレストラン)
これ以外の場合にチップをあげる必要はありません。
個人的に何かを手伝ってもらった場合
例えば以下のような例があげられます。
・空港で荷物運びを手伝ってもらった
・ホテルのロビーで荷物運びを手伝ってもらった
・ショッピングモールで車まで荷物を運んでもらった
こういった場合はチップをあげるようにしましょう。
「頼んでもないのに手伝ってくれる」なんていう事もフィリピンでは良くあります。必要がない場合であれば迷わずに断りましょう。
個人に担当者が付いた場合
例えば以下のような例があげられます。
・ホテル宿泊時に担当者が付いた
・レストラン入店時に担当者が付いた
ホテルやレストランでは各利用者に担当者が付き、何か不満や要望等があればその人を呼んで対応してもらう。こういった場面が海外では良くあります。
こういった場合にはサービス終了後(宿泊後や食事後)にチップを渡す必要があります。
マッサージ店や美容室は注意
マッサージ店や美容室は各利用者に担当者が付き、サービスを行ってくれます。
基本的には”チップを渡さなくても良い”のですが、お店によってチップが強制のところもあるので注意が必要です。
フィリピンのチップ相場は?
チップの値段は完全に気持ち次第です。
20〜50ペソ(約40〜100円)でOK!
数十円程度のお釣りでもOKです!
日本人は多くあげがちです。
アメリカのチップルールは10〜20%と決められていますが、フィリピンのチップルールに決められた値段や相場はありません。
一番小さいお札20ペソ(約40円)や2番目の50ペソ(約100円)をチップとしてあげる人もいれば、コインのお釣りを全てあげる人もいます。苦労具合や職種によっても額は前後してきますが、一般的には20ペソ(40円)〜50ペソ(100円)程度のチップで問題はありません。
500円〜1000円をチップとして渡す日本人も沢山いますが、500円といえばフィリピン人の日給近くに相当します。
そんなにあげる必要は全くもってありませんので注意しましょう。
【驚愕】フィリピン人の最低賃金と平均給料(日給・月収・年収)
フィリピンのチップ事情まとめ
・基本的にチップを渡す必要はなし(例外は以下2つ)
・個人的に何か手伝ってもらった場合、個人の担当者が付いた場合はチップを渡す必要がある
・相場は20〜50ペソ(約40〜100円)
・サービスが良いと思ったらそれに応じた額で良い(結局チップは気持ち次第)
結局のところ”チップ=気持ち次第”なので、サービスが良いと感じたら40円でも1000円でも1万円でもチップとして渡して問題はありません。逆にサービスが悪ければチップをあげないという選択肢もあります。
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