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フィリピンの永住権5種類を詳しく解説【費用・条件・注意点】

海外に住む権利(永住権)を得るのはかなり難しいと思われていますが、実は意外と簡単に得ることができます。

特にフィリピンの永住権は他の国に比べて簡単に取得することができます。

そんなフィリピンに居住するために最も大事で必要な永住権5種類を紹介していきます!

そもそも永住権ってなに?

各国によって永住権の定義や権利は異なりますが、基本的には永住権を得ることによって外国で長期滞在や労働の権利を得ることができます。

通学、労働、選挙権、その他権利等は所持しているVISA(ビザ)の種類によって異なったり、各国の法律によって異なります。

”永住権=永遠と住むことのできる権利”と勘違いしがちですが、1〜10年毎にビザの更新をするものが一般的です。永住権として有名なアメリカのグリーンカードも10年おきに更新する必要があります。

今回はフィリピンの永住権(VISA)について紹介します。

フィリピンで得ることのできるVISA5種類

フィリピンの永住権を得るには以下5つのVISAのうち一つを取得する必要があります。

・観光ビザの延長

・SRRV(特別居住退職者ビザ)

・特別投資家ビザ

・クォータビザ

・結婚ビザ(配偶者ビザ)

観光ビザの延長(一番簡単)

ビザ正式名称:Tourist VISA、観光ビザ、9A(ナインエー)

費用:以下詳細

出来ること:フィリピン滞在、語学学校(SSP取得必須)

出来ないこと:就労、就学(大学や専門学校)

観光ビザの費用

1ヶ月目(30日間)(入国時自動取得)無料
2ヶ月目(59日間)3130ペソ
3ヶ月目(89日間)4400ペソ+※3000ペソ(ACR-Iカード)
4ヶ月目(119日間)4150ペソ
5ヶ月目(149日間)2430ペソ
6ヶ月目(179日間)2430ペソ
7ヶ月目(209日間)3840ペソ
8ヶ月目(239日間)3840ペソ
9ヶ月目(279日間)3840ペソ
10ヶ月目(309日間)3840ペソ
11ヶ月目(339日間)3840ペソ
12ヶ月目(379日間)3840ペソ

※ACR-Iカード(外国人登録証)…59日以上滞在する場合はこのカードの取得が義務付けられている

観光ビザの特徴、注意点

ご存知の通り、我々日本人の所持する日本のパスポートは2018年にはシンガポールを抜き、世界一最強のパスポートとなりました。そんなパスポートは事前にビザの発行手続きをする必要がなく190ヶ国に自由に入国することができます。

フィリピンも190ヶ国の中の1ヶ国で、日本人は航空券を購入してフィリピンに渡航するだけで30日間の観光ビザが勝手に発行されます。

そんな観光ビザは延長手続きを行うことにより、最大で1年4ヶ月(16ヶ月)滞在することが可能です。16ヶ月が経たないうちに海外に一度渡航して、またフィリピンに戻ることによって再度1年4ヶ月滞在することが可能です。

観光ビザの欠点としては、大学や専門学校に通うことができない点と仕事をすることができない点です。あくまでも観光を目的としているビザなので就労や就学をすることは認められていません。

退職者ビザ(35歳以上なら簡単に取得可能!)

ビザ正式名称:SRRV、特別居住退職者ビザ、リタイアメントビザ、退職者ビザ

費用:以下詳細

出来ること:就労、就学、投資

リタイアメントビザの種類

リタイアメントビザには以下の3種類があります。

・SRRVクラシック…預託金を投資に資金移動可能
・SRRVスマイル…預託金を投資に資金移動不可能
・SRRVヒューマンタッチ…介護が必要な方

以上に分かれています。

基本的にどの種類を選んだとしても、ビザ申請時に預託金(保証金)を預けなければなりません。

「SRRVクラシック」と「SRRVスマイル」の違いは、預けたお金を投資の資金として利用できるか否かの違いがあり、年齢によっても変わりますが「クラシック」の方が預託金が高額となります。

※「SRRVヒューマンタッチ」も預託金を投資に資金移動不可能

費用

SRRVクラシックSRRVスマイルSRRVヒューマンタッチ
必要預託金・35〜49歳:5万USドル(約550万円)
・50歳以上(年金受給あり):2万USドル(約220万円)
・50歳以上(年金受給なし):1万USドル(約110万円)
・35歳以上:2万USドル・35歳以上:1万USドル
更新料(1年)360USドル(約4万円)360USドル360USドル

ビザ申請時には預託金をフィリピンの指定銀行に預ける必要があり、このお金は使うことができないどころか、引き出すことができません。

「SRRVクラシック」では投資のために預託金を使用することができますが、投資が終了したら再度銀行に預ける必要があります。

取得条件

SRRVクラシック&スマイルSRRVヒューマンタッチ
共通条件・35歳以上
・犯罪歴なし
・指定された医療検査に合格
・35歳以上
・犯罪歴なし
・指定された医療検査に合格
その他条件介護や療養を要する場合

 

・最高で5万USドル(約550万円)を保証金として預金できる方
・35歳以上
・犯罪歴なし
・身体に問題がない

これらの条件が揃っていれば誰でもフィリピンの永住権(リタイアメントビザ)を取得することが可能です!

投資家ビザ(21歳以上はコレ!)

ビザ正式名称:SIRV、特別投資家ビザ

費用&条件:以下詳細

出来ること:就労、就学、投資

費用&条件

費用無料
条件・75000USドル以上をフィリピン株式へ投資していること
・21歳以上
・犯罪歴なし
・指定された医療検査に合格

取りやすさ

7万5千USドル(約800万円)以上を投資している必要があるために、ビザの取得は非常に困難です。

リタイアメントビザ取得条件の方が簡単ですが、年齢制限が35歳以上からということで20代でフィリピンの永住権が欲しい方はこのビザを取る必要があるでしょう。

クォータビザ(取得超困難だけど最強)

ビザ正式名称:Quota Immigrant VISA、13、クォータビザ

費用&条件:以下詳細

出来ること:就労、就学、投資

費用&条件

手数料、申請料金※無料(自力の場合)
条件・年齢制限なし(未成年OK)
・年間50人限定
・5万USドル(約550万円)を一時的に証明できる
・犯罪歴なし
・指定された医療検査に合格

 

なぜ取得困難なの!?

困難な理由

・年間50人のみ
・代行業者必須(利用料200〜300万円)
・代行詐欺が多い
・多額を支払ったからと確実に取得できる訳ではない

1年間に「クォータビザ」を取得可能な日本人はたったの50人と言われています(年々減っている?)。「クォータビザ」を狙っている日本人が何人いるかは公表されていないので分かりませんが、50人以上いることは確かです。

そして何より、自力で申請しても取得することはほぼ100%できないと言われています。そのために専門の代行業者を利用するのですが、代行料金が200〜300万円かかります。

”代行料金200〜300万+一時的に550万円の保証金=約800万円”が必要になる上に、代行業者の詐欺被害が多く確認されています。そして200〜300万円を払ったからと確実にビザを取得できる訳ではありません。

クォータビザに挑戦する場合は、”クォータビザ取得後”に支払いする仲介業者もあるので、そういった仲介業者を探した方が詐欺に遭う確率も減ります。

結婚ビザ(時間がかからず、費用が安い)

ビザ正式名称:Non-Quota Immigrate Visa、13A、13B、結婚ビザ、配偶者ビザ、パートナービザ

費用&条件:以下詳細

出来ること:就労、就学、投資

費用&条件

費用約1万ペソ(約2万円)
更新料(1年)310ペソ(約600円)
条件・18歳以上の日本人、フィリピン人夫婦

 

結婚ビザに関しては別記事で詳しく書いているので参考にしてください。

【簡潔】フィリピン人との婚姻届提出法・配偶者ビザの申請方法

まとめ

日本人が取得できるフィリピンの永住権5種類

・観光ビザの延長(就労はできないが、住むだけなら十分)
・退職者ビザ(35歳以上で取得可能、フィリピン在住者のほとんどがコレ)
・投資家ビザ(21歳以上で取得可能、7万5千USドルをフィリピンへ投資している)
・クォータビザ(一番最強のビザ、年齢制限なし、自力申請で費用・更新料かからず)
・結婚ビザ(配偶者がフィリピン人の方限定)

王道のビザ

35歳以上の方は基本的に「退職者ビザ、観光ビザ」
35歳以下の方は基本的に「投資家ビザ、クォータビザ」

フィリピンで労働をする予定のない方は、観光ビザで十分です。
35歳以下の方は労働権利のあるビザを取得することが困難なため、年間50人限定のクォータビザを取る必要があります。
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