「12月といえばクリスマス、クリスマスと言えばクリスマス料理」
日本ではケンタッキーのフライドチキン、ローストチキン、ピザなどが定番ではないでしょうか?中にはお寿司という家庭もあるかもしれません。
フィリピンのクリスマス料理は日本とは全く違い、”豚肉”をメインにクリスマス料理が準備されます。
そんな「フィリピンのクリスマス料理」について今回は詳しく紹介していきます。
参考までに筆者のフィリピン関連歴は以下の通り
・フィリピン英語留学(8ヶ月)
・フィリピン語学学校にて勤務(6ヶ月)
・フィリピン渡航歴(7回?8回?直近2019/11/13)
知っておくべきフィリピン文化
・フィリピンには沢山の宗教がある
フィリピンには色々な宗教があり、宗教によってはクリスマスをお祝いしない人もいたり、豚肉を食べてはいけない人もいます。
基本的にクリスマスをお祝いするのは”キリスト教信者”のみです。
”基本的に”と書きましたが、キリスト教の中でも沢山の宗派があり、宗派によってはクリスマスをお祝いしません。
コレについては別記事に詳しく書いているので、気になる方は読んでみてください。
フィリピンの定番クリスマス料理
ポークレチョン
フィリピンのお祝い事で定番な料理と言えば、「ポークレチョン」と呼ばれる豚の丸焼きです。
「レチョン」はフィリピンの伝統料理であり、クリスマス料理だけではなく、結婚式や葬式などの冠婚葬祭でも振る舞われます。
値段は大きさによって異なりますが、3000〜6000ペソ(6000円〜1万2千円)とフィリピンの物価からすると少し高い値段設定です。豚一匹ごとの注文が必要ない場合は、ショッピングモールなどで一人前から購入することもできます。
ポークアドボ
フィリピンの伝統料理で一番有名なものと言えば「アドボ」です。
アドボは基本的に醤油、酢、砂糖を混ぜたタレを使用してじっくり煮込みます。味わいとしては甘酸っぱく、醤油の塩辛さが効いた味わいです。
アドボにはポーク(豚肉)、ビーフ(牛肉)、チキン(鶏肉)と種類がありますが、最も人気のあるものはポークです。
フライドチキン
フィリピンではよく見かけるネイティヴチキンを使用した「フライドチキン」もクリスマス料理として提供されます。
フィリピンでは鶏を家で飼育しているところも珍しくはなく、自分の家で大事に育てた鶏を自らの手で調理して食べます。
キニラウ
フィリピンの伝統料理でありながら、日本人にとっては馴染み深い料理であるキニラウはクリスマス料理としても定番です。
暑い国であるためになかなか生魚を食べる機会がありませんが、唯一と言っても過言ではない生魚(マグロやアジ)を使用した料理です。
キュウリや玉ねぎなどの野菜と共に、酢に和えてあるために食中毒になる心配はほとんどありません(自己責任)。
アフリタダ
「アフリタダ」はあまり有名ではありませんが、フィリピンのクリスマスでは頻繁に登場するフィリピン料理です。
鶏肉、豚肉、牛肉、ジャガイモ、人参、ピーマンをトマトソースまたはバナナケチャップを使用して煮込む料理です。
日本のトマト煮込みに似ていますが、各家庭によって胡椒を入れたり、砂糖を入れたりと味が異なります。
スパゲティ・マカロニサラダ
フィリピンの主食はクリスマスであろうが、年末年始であろうが白米に代わりありませんが、サイドメニューとしてはスパゲティやマカロニサラダも提供されます。
日本とは使用する調味料が違うために、少し味付けが異なります。
日本ではトマトケチャップを使用しますが、フィリピンではバナナケチャップを使用するためにスパゲティはかなり甘い味付けです。
マカロニサラダで使用するマヨネーズは日本のマヨネーズと違うために、味があまりない印象を受けます。
ケーキ・フルーツ・マンゴーフロート
クリスマスの食後のデザートでは「クリスマスケーキ、フルーツ、マンゴーフロート」が用意されます。
クリスマスケーキやフルーツはお店で購入することがほとんどですが、「マンゴーフロート」は各家庭で作られます。
作り方はとても簡単で、コンデンスミルク、生クリーム、マンゴー、クッキーを用意してそれぞれを平らに重ねて固めるだけです。
まとめ
・ポークレチョン
・ポークアドボ
・フライドチキン
・キニラウ
・アフリタダ
・スパゲティ、マカロニサラダ
・ケーキ、フルーツ、マンゴーフロート
今回はクリスマスの鉄板料理を紹介してきました。
どこの家庭に行ってもクリスマスではコレらの料理が振る舞われます。
フィリピン料理は基本的に日本でも見たことのあるような物ばかりですが、塩辛かったり、甘かったりと味付けが日本とは全然違うので日本の料理を基準として食べないようにすることをオススメします。
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