比較的新しい英語能力試験であるGTECですが、最も知られている英語試験TOEICと比較するとどのレベルなのかご存知でしょうか?
今回はベネッセ提供のGTECについて詳しく説明し、結局GTECとTOEICはどちらを取得すべきなのかについて筆者個人的な意見を紹介します。
そもそもGTECとは?
GTECについて
GTEC(Global Test of English Communication)はベネッセコーポレーションが1999年から実施している英語4技能検定です。
一般的なTOEICが2技能(リーディングとリスニング)なのに対して、GTECは4技能(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)の能力を測定可能なテストです。
GTECの知名度
比較的新しいテストなのでTOEICと比べると知名度はありません。
試験開始年度は受験者数1万5千でしたが、最近では100万人以上と知名度が上がってきている英語検定です。
受験者数だけを見ればTOEICが毎年250万人とデータが出ているので、やはりGTECの知名度と必要性は低い事が分かります。
GTECの需要
TOEICは就活や転職時に持っていると有利
GTECは大学受験で有利
最近では多くの大学でGTECを英語外部試験利用入試として実施しています。
今後は大学入学共通テストが取り入れられる計画もあるようなのでGTECの需要が出てきそうです。
GTECとTOEICスコア比較
GTECの点数配分
「GTEC」はシリーズ3種類、10タイプのレベルがあります。
一般的に高校生が受験するテストは「GTEC CBT」と呼ばれるテストで、大学生が受験するテストは「GTEC Business」です。
タイプによって点数配分が異なりますが、受験者数の多いCBTは1400点、Businessは1000点となっています。
スコア比較
TOEIC | GTEC CBT | GTEC Business |
960〜1000 | ||
945〜990 | 1350〜1400 | 740〜940 |
785〜940 | 1190〜1349 | 600〜720 |
550〜780 | 960〜1189 | 480〜580 |
225〜545 | 690〜959 | 280〜460 |
0〜220 | 270〜689 | 140〜260 |
0〜269 |
※TOEICは2技能テストなのに対してGTECは4技能テストなので正確にスコアを比較する事はできません
GTECとTOEICまとめ
・GTECとTOEICどちらを取得すべき?
大学受験を目指すのであればGTEC、就職活動をするならTOEIC
・GTECの知名度はTOEICと比較してかなり低いが、今後に期待ができそう
・GTECとTOEICスコア比較は可能だが、参考程度にしかならない(技能数が異なるため)
上記ではGTECとTOEICの違いやスコア比較を紹介してきました。
筆者個人的な意見としては、英語能力を証明するためにはGTECの方が良いと思いますが、日本ではまだ知名度が低いためにTOEICの方が何かとメリットが多いように感じます。
外部試験利用入試としてGTECを取り入れている大学を目指す場合以外は、TOEIC受験をオススメします。
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