フルーツ大国と呼ばれて有名な南国の国フィリピンでは、日本では決して食べることや見かけることのできないフルーツがたくさんあります。
日本でよく見かけるマンゴーやバナナなどのフルーツを比較しても圧倒的に安く購入できて、甘くて美味しいのも南国の国フィリピンならではの特徴です。
そこで今回はフィリピンの「甘くて安いフルーツ、美味しくないフルーツ、日本では見かけない激レアフルーツ、日本の方が美味しいフルーツ」を紹介します!
甘くて、安くて美味しいフルーツ
No.1フルーツ【マンゴー】
フィリピンでは絶対に食べておきたいフルーツの一番は「マンゴー」です。
日本で購入すると安いマンゴーでは1個300〜500円、高いものでは1個1万円以上もする高級フルーツですが、フィリピンでは1個20円〜30円で購入することができます。
しかもマンゴーの甘さは日本の高級マンゴーとされている宮崎産マンゴーと同レベルです。
ただし、日本のように形や色が綺麗なマンゴーとして分けられていないので見た目は少し悪いです。
果物の女王【マンゴスチン】
種を植えてから実がなるまでは約5年かかるために、日本ではあまり栽培されていない「果物の嬢王マンゴスチン」
味はとても甘く、一度食べれば病み付きになってしまうこと間違いありません。
味はライチに似ていますが食感が少しザラザラしていて、水気もライチほどありません。
マンゴスチンは季節でないと出回らないために少しレア度の高いフルーツだとも言えます。
ミカンより美味しい【ポメロ】
フィリピンのローカルマーケットでは頻繁に見かける柑橘系フルーツの「ポメロ」
日本のミカンとグレープフルーツの中間のような味がします。少し酸味はありますがグレープフルーツほどではなく、甘みもあるのが特徴です。
ミカンのように外側の皮を剥くと内側にも皮があり、その中に実が入っています。皮は結構堅いので基本的には食べません。
色んな種類がありすぎ【バナナ】
私たち日本人が日本で食べるバナナは約90%がフィリピン産です。味はほとんど同じですが、フィリピンにあるバナナは種類がとても豊富で、日本で私たちが見かけるバナナだけではありません。
人間の指サイズのバナナ、ものすごく太いバナナ、ピンク色のバナナなどがあります。
種類によっては生で食べるのではなく、揚げたり焼いたりして食べるバナナもあります。
⬇︎「モラード」と呼ばれる皮がピンク色のバナナ⬇︎
⬇︎「セニョリータ」と呼ばれる指と同じサイズのバナナ⬇︎
見た目がカッコイイ【ドラゴンフルーツ】
日本の沖縄などの暖かい地域で見かけることのある「ドラゴンフルーツ」
フィリピンのドラゴンフルーツは特に甘みが強くて美味しいです。
味に少し癖があるために嫌いな方も少数ながらいますが、フィリピンのドラゴンフルーツは日本のものと少し味が違うので試してみる価値はあります!
名前の由来が”毛”のフルーツ【ランブータン】
マレー語でランブー(毛)という意味があるらしく、名前の由来通りフルーツが毛に覆われている「ランブータン」
味と食感はライチに似ていて、皮を爪や指圧で割って食べます。
日本で目にする機会はないので、フィリピンに訪れた際には食べておきたいフルーツの一つです。
見た目はジャガイモ【ランソネス】
小さなジャガイモのような見た目をした「ランソネス」
甘酸っぱい味がします。特別美味しいかと言われればそうでもないかもしれませんが、日本で見かける機会は無いのでフィリピンに訪れた際には食べておきたいフルーツです。
ビタミンが多く含まれているので健康にも良いフルーツです。
醤油には必ず【カラマンシー】
日本でも沖縄に行くと当たり前のように見かける柑橘系フルーツの「カラマンシー」
生で食べることはあまりなく、喉の調子が悪い時にそのまま果汁を飲んだり、醤油に果汁を混ぜて料理を食べたりと色々な使用用途があります。
日本では唐揚げや醤油にレモン汁を入れたりしますが、フィリピンではレモンの代わりにカラマンシーを使用します。
美味しくないフルーツ
果物の王様【ドリアン】
「果物の王様」「世界一臭いフルーツ」と呼ばれることもある「ドリアン」
ドリアンはクリームチーズやカスタードの味がします。
カスタードの味であれば美味しいのでは?と思うかもしれませんが、ドリアンを一度目から美味しいと感じる人はほとんどいないと言われており、三回食べれば好きになるとも言われています。
ドリアンに関しては別記事にて詳しく書いているので読んでください。
鳥肌が立つほど…【グリーンマンゴー】
東南アジアやフィリピンでは超愛されているフルーツ「グリーンマンゴー」
私たちが普段食べる熟したマンゴーとは全く違う味で、色からも想像できる通りものすごく酸っぱく、歯ごたえのある食感です。
グリーンマンゴーを食べる時には以下のような調味料を付けて食べます。
・塩
・塩と唐辛子を混ぜた調味料
・バゴーンと呼ばれる臭い調味料
世界一大きいフルーツ【ジャックフルーツ】
「世界一大きなフルーツ」とも呼ばれる「ジャックフルーツ」は重いものでは40〜50kgにもなると言われています。
中に入っている身の手触りはゴムのような感じで、味は甘酸っぱいです。ドリアンのような見た目で味や匂いはドリアンよりも臭くなく、美味しいのですが日本人にはあまり好かれません。
とはいえ、日本ではあまり見かけないのでフィリピンに行った際には試してみるのもありです。
パパも嫌がる【パパイヤ】
見た目は夕張メロンのような「パパイヤ」
パパイヤはなんとも言えない味わいで、ほんのり甘くマンゴーとメロンを混ぜたにおいと味がします。
メロンのような見た目だからといってメロンの味を想像して食べると全く違うために拍子抜けしてしまいます。
思った味と全然違う【ココナッツ】
インスタ映えを狙って注文する日本人が多い「ココナッツ」
ですが、味は私たち日本人が想像する味ではありません。
日本で食べられるココナッツやココナッツジュースは甘味が付けられているので、それを想像して食べると予想外の味でびっくりしてしまいます。
ココナッツの中に入っているジュースは全く甘味のない汁で、皮周りに付いている白い身もあまり甘味のないために決して美味しいとは言い難いです。
見た目がとてもおしゃれ【スターフルーツ】
形や色から想像の付く通り、星に似ていることから「スターフルーツ」と由来されています。日本でもスーパーで見かけることがあります。
味は少し酸味と甘味があり、”味の薄い梨”と言われることもあります。
フルーツ?野菜?【タマリンド】
マメ科は基本的に野菜や穀物に分類されるのですが、果肉を利用するこの「タマリンド」だけはフルーツに分類されそうです(難しすぎて良くわからない)。
生で食べることはなく調理用として利用されます。
フルーツなの?っていうくらい味は酸っぱいために酸味を加える調味料として利用されることが多いです。
フィリピンの伝統料理である超酸っぱいスープ”シニガン”は、このタマリンドで味付けされています。
【滞在歴2年が語る】フィリピンのまずい料理4選、美味い料理5選
日本人の想像と違う【グアバ】
私たち日本人の身近にある「グァバ」や「グァバジュース」と言えばピンク色で、甘くて美味しいフルーツですが、フィリピンにあるグァバは白色で全く甘味がなくて酸っぱいフルーツです。
酸っぱいために塩を付けて食べるのが一般的です。
ピンク色のグァバもありますが、市場などで売られているグァバは白色が一般的です。
日本では絶対に見ることのできないフルーツ
中身が棉のような【コットンフルーツ】
フィリピンでもスーパーなどではあまり見かけることのない、激レアフルーツの一つである「コットンフルーツ」。
コットン(棉・綿)と呼ばれるように皮の中にはふわふわした身が入っています。
白い部分を食べていくのですが、中には種が入っているために歯でうまく白い部分のみを食べる必要があります。フィリピン人は皮も食べるようですが、基本的には白い部分のみを食べれば大丈夫です。
味は少し甘味があって、ライチのような味がします。
ガン予防になるフルーツ【サワーソップ】
フィリピン語では「グヤバノ」、英語では「サワーソップ」と呼ばれるこのフルーツの見た目はグロテスクですが、食べるとガンの予防になると言われています(フィリピンの言い伝え)。
味は薄いヨーグルトを食べているような味で、フルーツシェイク(氷、シロップ、ミルクを混ぜた)としてフィリピンでは良く売られています。
多くの名前がある【サポジラ】
フィリピン語では「チコ」英語では「サポジラ、ネースベリー」日本語では「チューイングガムの実」と呼ばれるこのフルーツは沖縄でも稀に見ることのできるフルーツです。
実はこのフルーツの木の樹皮にはラテックスが多く含まれているためにチューイングガムの原料として使われています。
味は黒糖のような味がするそうです(残念ながら筆者も食べたことがありません)。
ラテックスが多く含まれているということでラテックスアレルギー(ゴムアレルギー)の方はなるべく控えた方が良いみたいです。
超激レアフルーツ【ジャバプラム】
モモの一種である「ジャバプラム」は熟れるに連れて色が黒くなって行くそうです。
そしてジャバプラムの種は漢方薬などの薬などで使われることもあるそうです。
残念ながら僕は食べたことも見たこともない上に、インターネット上でも日本人の食べた経験談を見つけることができなかったので本当に超激レアフルーツなのでしょう。
ピクルスと言えば【ビリンビ】
フィリピン語では「カミアス」、英語では「ビリンビ、ツリーキューカンバー」日本語では「ナガバノゴレンシ(長葉の五斂子)」と呼ばれるフルーツです。
キューカンバー(キューリ)に似ていることからこういった名前が付いているそうです。
フルーツと想像すると甘いものを想像しますが、ビリンビはとても酸っぱいためにカレーやピクルスに使用されます。
フルーツよりは野菜に近いかもしれません。
フィリピンの幻フルーツ【マラン】
フィリピンのミンダナオ島で知る人のみぞ知る伝説のフルーツである「マラン」
濃厚な味わいで、濃いバナナのような味がします。
フィリピンの中でも限られた地域のみで栽培されており、フィリピン人の間では「伝説のフルーツ」と呼ばれていたりします。
通称おっぱいミルク【スターアップル】
ベトナム語では「おっぱいミルクフルーツ」、英語では「スターアップル、ミルクフルーツ」と呼ばれるフルーツです。
食べる前に一度フルーツをモミモミすると甘さが増すと言われていることから名前が付けられたり、フルーツを半分に切ると種の配置から星の形になることから名前が付けられていたりするフルーツです。
味は濃厚なココナッツと言ったところです。
甘過ぎてスグに飽きる【シュガーアップル】
フィリピン語では「アティス」、英語では「シュガーフルーツ」と呼ばれるフルーツ
フィリピンでも超激レアフルーツで、シーズンになると市場で見かけますが本当に一瞬で売り切れてしまいます。
味や食感は砂糖同然で、かなり甘い上に食感もザクザクと言ったように本当に砂糖を食べているようです。
グアムで大人気【レッドモンビン】
フィリピンでは「シニグエラス」、英語では「レッドモンビン」と呼ばれるフルーツ。フィリピンでは当たり前のように出回っているが、グアムでは珍しいために大人気のフルーツです。
味は酸っぱいためにフィリピンでは塩を付けて食べるそうです(筆者も食べたことがありません)。
日本の方が美味しいフルーツ
これまでに日本ではあまり見かけないような珍しいフルーツをたくさん紹介してきましたが、実は日本の方が美味しいフルーツもあります。
イチゴ | オレンジ | ※パイナップル |
スイカ | アボカド | りんご |
パイナップル以外のフルーツは日本の方が品種改良も進んでいて甘いので、フィリピンに訪れた際にはまだ食べたことのない珍しいフルーツに挑戦してみることをオススメします。
フィリピンのフルーツ全33種類まとめ
今回はフィリピンにある色々な種類のフルーツを紹介して来ましたが、フィリピンに訪れた際には「マンゴー、グリーンマンゴー、ドリアン、マンゴスチン、ランブータン、ランソネス」辺りを是非試して頂いて、日本に帰国してもらいたいです。
これらは基本的に一年中スーパーや市場で購入することができて、なかなか日本では味わうことのない甘味を持っているものです。
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