世界で最も興行収入を獲得した映画と言えば「アバター」
日本で最も興行収入を獲得した映画と言えば「千と千尋の神隠し」
ではフィリピンで最も興行収入を獲得した映画と言えば何でしょうか。
フィリピン映画は日本やその他海外であまり上映されないために、ご存知の方はほとんどいません。
しかし、そんな存在の薄いフィリピン映画にも面白い物は沢山あります。
今回はフィリピン人であれば知らない人はいないというくらい有名なフィリピン映画を紹介していきます。
フィリピン史上最も有名な映画
Hello,Love,Goodbye
2019年公開の恋愛映画でかなり新しい作品ながらフィリピン史上最高の売上高を誇るフィリピン映画です。
1ヶ月間の長期ヒットとなり興行収入は8億8千万ペソ、日本円にして約19億円に達した作品で、日本でも限定公開されました。
映画のあらすじは、
フィリピンから香港へと出稼ぎに来たジョイとバーテンダーであるロサリオがお互いのキャリアを通じて出会って愛情が芽生えていく恋愛映画です。
家族のために一生懸命努力するフィリピン人労働者の困難を強調して、愛とキャリアのどちらを選ぶのか苦渋の決断に強いられる映画内容となっています。
The Hows of Us（私たちの方法）
最優秀女優賞を受賞したベルナルドが主演を務め、2018年に公開されたロマンチックドラマ映画で、公開から50日間で8億500万ペソ（約17億円）の興行収入へと達しました。
また東南アジア3ヵ国でも限定公開され、僅かな期間で5万ドル（約500万円）の興行収入も獲得しています。
驚異的な売り上げを獲得し、ゴールデンジュリーアワードを含む多くの賞を受賞しました。
映画のあらすじは、
長く付き合っているカップル（プリモとジョージ）が一緒に老いていく事を夢見る恋愛映画です。
しかし、様々な障害、誤解、キャリアに直面してお互いの想いが試される映画内容となっています。
My Ex and Whys
北米では公開3日で$434,000（約5000万円）、全世界では合計4億ペソ（約8億円）の興行収入を獲得したこの映画はフィリピンだけではなく世界中（中東、ヨーロッパ、アメリカ、カナダ）でも人気のある作品となりました。
2017年に公開された「My Ex and Whys」はフィリピンの有名俳優”エンリケ・ギル”と有名女優”リザ・ソベラーノ”が共演して完成した恋愛コメディ映画です。
映画のあらすじは、
“The why list”というブログを運営する女性カリはSNSインフルエンサーになる事を夢見ています。その過程で、とある人物と会う事になるのですがその人物は彼女を取り戻そうとする元彼ジルでした。
一度元彼ジルに裏切られたカリは元彼ジルを信じないと決めていましたが…
Kita Kita
2017年に第12回大阪アジア映画祭で日本で初公開され、2017年7月19日にフィリピンで一般公開されたこの映画は日本含め世界中で好意的な評価を受けました。
3億2千万ペソ（約6億4千万円）の興行収入となった「Kitakita」はフィリピン過去25年間で最も人気な恋愛コメディ映画とも言われました。
映画のあらすじは、
日本の札幌を舞台とし、ツアーガイドの仕事をしているフィリピン人女性、後に失明してしまう”リー”は婚約者である日本人男性が浮気しているところを目撃してしまいます。
そんな”リー”がふとしたきっかけで出会ったフィリピン人男性”トニョ”は視覚障害を持つ”リー”と可能な限り最善の方法で友達になり、最終的にはお互いに引かれ合うストーリーです。
Eerie
シンガポール国際映画祭のプレミアとして、2019年にシンガポールで最初に公開され、フィリピンで公開されたアクションホラー映画です。
受賞歴のある女優Bea Alonzo主演ですがフィリピンではあまり人気が出ませんでしたが、Netflixで公開されていたために外国人から高い人気がありました。
映画のあらすじは、
女子カトリック学校で勤務していた指導カウンセラーPatriciaは自身の生徒であるErikaが自ら命を絶った理由探ろうとしますが、学校では奇妙な事が頻発します。
On The Job
2013年に公開された「ON THE JOB（略してOTJ）」はアメリカなどのでも一般公開された人気の犯罪スリラー映画です。
この映画はフィリピンを代表する緊迫した犯罪スリラーであり、一見繋がりのない生活と経験が何らかの形で権力闘争、政治、そして特権を持つ老人達の議論に影響されるという話を物語っています。
映画のあらすじは、
白昼の暗殺から始まり、凶悪犯罪を起こした囚人ヒットマン（ジョエル）と新兵（ジェラルド）が契約殺害を実行するために意図的に牢屋から放たれ、任務を遂行していきます。
Girl,Boy,Bakla,Tomboy
Girl,Boy,Bakla,Tombou（女と男とゲイとレズビアン）という映画タイトルのこの作品は2013年に人気を集めたフィリピンで最も人気のあるコメディ映画です。
興行収入は4億3600万ペソ（約9億円）の大作で、フィリピンの芸人兼俳優であるVice Gandaが挑戦的な役割をし、聴衆を非常に激しく笑わせるのに成功しました。
映画のあらすじは、
ガーリー（女の子）、ピーター（男の子）、マーク（ゲイ）、パニー（レズビアン）が両親によって隔てられた4人で、ピーターが肝臓のドナーを必要とした時に彼らは出会いました。
そして、この4人でどうやったらそれぞれの家族の和解に繋がるのかを発見していく物語です。
フィリピン史上最も人気のある映画まとめ
「Hello,Love,Goodbye」：フィリピン史上最も興行収入を獲得したフィリピン映画
「The Hows of Us」：公開50日で興行収入17億円を達成した超人気フィリピン映画
「My Ex and Whys」：世界中でも人気を集めたフィリピンの人気映画
「Kita Kita」：日本でも人気を集め、一時期有名となったフィリピン映画
「Eerie」：シンガポール国際映画祭のプレミア、Netflixで公開された大人気フィリピンホラー映画
「On The Job」：アメリカなどでも公開され、世界中で一時的な人気となったフィリピンの犯罪スリラー映画
「Girl,Boy,Bakla,Tomboy」：興行収入9億円に達したフィリピンの”女性、男性、ゲイ、レズビアン”が登場するコメディ映画
今回はフィリピンで史上最も興行収入を獲得した映画、海外でも人気となった映画を7つ紹介してきました。
中でも「On The Job」は2013年に公開された古い映画ですが、日本語バージョン（牢獄処刑人）があり、31日間無料トライアルできるU-NEXTで鑑賞する事ができます。
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